美容大国で知られる韓国内で、チャンネル登録者数12万人を超える韓国の皮膚科専門医キム・ホンソク先生。
今回は、キム・ホンソク先生の人気動画の1つ、”シミを悪化させる5つの要因!”についての解説です。
シミの悪化要因1.PM2.5
シミの悪化要因2.ストレス
シミの悪化要因3.女性ホルモン(エストロゲン)
シミの悪化要因4.紫外線
シミの悪化要因5.睡眠
誤ったスキンケア方法
シミは治療が難しく、スキンケア方法も難しい疾患の1つです。
病院で治療するとしても、かなり時間がかかってしまいます。
シミを作らないため、悪化させないためには、悪影響を及ぼす要因を知らなければなりません。
今回の記事で、シミの悪化要因を学び、少しでもその要因を減らすようにしましょう。
シミの悪化要因5つ!
シミを悪化させる要因である大きな5つはこちらです。
PM2.5
ストレス
女性ホルモン
紫外線
睡眠
1つ1つ、詳しく学んでいきましょう。
シミの悪化要因1.PM2.5
まずは、PM2.5です。
PM2.5は様々な成分が、複合的に混ざっていて、粒子がとても小さく、肌の表面に付着すると、様々な炎症反応を起こしたり、酸化反応を強力に起こします。
その結果として、シミを悪化させてしまうのです。
PM2.5は避けられないため、帰宅時に、きれいに洗い流すことも大切ですが、PM2.5による肌の損傷や、酸化反応を抑制するためには、抗酸化製品成分が入っているものを塗ると良いでしょう。
また、飲むビタミンC、Eなど、様々な抗酸化剤を一緒に服用しながら、肌の抗酸化力を高めることがとても重要です。
シミの悪化要因2.ストレス
次に、ストレスです。
肉体的なストレスから、感情的、精神的ストレスまで、全てを含みます。
ストレスを受けたときに、分泌されるのが、コルチゾールというホルモンです。
コルチゾールは、ストレスに抵抗しようとするホルモンですが、過度に分泌されると、エストロゲンのバランスを崩してしまう可能性があります。
また、異常に増えるエストロゲンのせいで、結果的にシミを悪化させる要因になってしまうのです。
最近は、ストレス指数をチェックする検査がいくつかあります。
HRV検査では、ストレス度が高いか、交感神経が活性化されたか、副交感神経が活性化したか評価して、ストレス度を確認でき、血液検査を通じて、ストレスホルモンに対する数値をチェックし、様々なコンディションをチェックする方法もあります。
検査を受けなくても、自身でストレスを感じた際は、しっかりと自分を労わってあげてください。
シミの悪化要因3.女性ホルモン(エストロゲン)
そして、女性ホルモンもシミの悪化要因の1つです。
特に、エストロゲン。
エストロゲンが過剰に分泌されると、シミにも悪影響を及ぼします。
女性は男性ホルモンの割合より、女性ホルモンの割合がはるかに多いです。 女性ホルモンは、シミを悪化させます。 シミに悩まされている比率が、男性よりも女性の方が、はるかに高いのも、まさに女性ホルモンのせいです。
20~50代の女性の中で、シミ患者が多いのは、30~40代です。 年齢と同じだけ、エストロゲンとともにしてきたということになるため、エストロゲンにさらされている期間の長い、30~40代にシミができます。
そして、閉経すると、シミが少し減ります。 エストロゲンはシミに関して、非常に重要な要素です。
シミの悪化要因4.紫外線
紫外線も当然、シミの悪化要因です。
シミは、少しの紫外線でも、刺激を受け、様々な酸化反応が起きて、肌が損傷します。 特に、基底膜にトラブルを起こす場合が多いです。
メラニン細胞でメラニンが作られる過程では、角質細胞から真皮にある線維芽細胞、基底膜、様々なコラーゲン配置など、全てが重要な役割をします。
メラニン生成には、メラニン細胞だけでなく、周りの様々な要素が関係しているということです。
メラニンを生成する過程で、肌が刺激を受けると、シミは当然悪化します。
この刺激となる、1つが紫外線です。
紫外線は、皮膚の全層に刺激を与えるため、メラニン細胞だけでなく、その他の環境にも影響を与えます。
紫外線の中でも、UVBは非常に強い紫外線ですが、角質層でほとんど遮断されます。
UVAの場合は、波長が長いです。
そのため、皮膚の真皮まで、奥深く入り込む傾向があります。
真皮まで入り込む過程では、皮膚表面のメラニンを全部酸化させることもあるのです。 最終的に、真皮のメラニン細胞を刺激し、メラニン生成を促す要因になります。
シミの改善には、紫外線の中でも特に、UVAに注意が必要です。
紫外線を防ぐためにも、日焼け止めは必ず使用してください。
シミの悪化要因5.睡眠
最後は睡眠です。
質の良い睡眠を取ると、肌の調子がよくなりますよね。 その理由がまさにメラトニンです。
体内には1日のリズムがあるのですが、昼は活動的に、夜は休息しながら回復に集中します。
メラトニンは、眠る前に多く分泌され、睡眠を誘導してくれるホルモンです。
私たちの体を再生して、元に戻す働きかける強力な抗酸化ホルモンでもあります。
メラトニンの分泌が正常であれば、睡眠の質も向上します。
メラトニンは通常、12時前後に多く分泌されますが、寝る時間が遅い方々は、ホルモンの分泌がうまくいきません。
そのため、リズムに合わせて規則正しい睡眠習慣を身に着けることが、シミを悪化させないための、非常に重要な要因です。 質の良い睡眠を取ることで、肌が健康になり、シミだけでなく、肌の保湿・再生・日中のダメージ全ての回復に良い影響を及ぼします。
夜更かしの習慣がある方は、まず睡眠習慣から見直しましょう。
誤ったスキンケア方法
化粧品市場には、シミに効くという成分がとても多いです。 中でも、ハイドロキノンやメキノールは効果が良い成分なのですが、使い方を間違えると、かえってシミを悪化させる成分でもあります。
それぞれの成分に対する管理方法を学び、スキンケアに役立てることが、シミを悪化させない方法です。
また、シミに効くからといって、色んな製品をたくさん使っている方も多いでしょう。
ただ、たくさんの製品を使っても、刺激になって逆効果になってしまうこともあります。
シミをどう管理すればいいのか、そして悪化させる要因はなんなのか、しっかり考えて、シンプルなスキンケアを目指しましょう。
そして、シミで悩んでいる患者さんには、クレンジングをやりすぎないようにおすすめしています。
クレンジングをやりすぎると、摩擦で肌への刺激になるからです。
刺激を与えると、微細な炎症反応が起こり、シミが悪化する可能性も大きくなります。
クレンジングにタオルでゴシゴシと、水をふき取るのも良くありません。 理由は同様で、小さな摩擦が、肌の刺激になり、シミの悪化原因になりうるからです。
シミを改善するには、肌への刺激を少しでも減らすことが大切です。
まとめ
シミは、レーザーを使用しても、治療にはかなりの時間がかかります。
単に、メラニン細胞の中にあるメラニンだけが問題なのではなく、周りの環境も全て同時に改善する必要があるからです。
そのため、皮膚科では、単純に、色素レーザーだけをつかうのではなく、高周波レーザーを活用したりもします。
肌の真皮成分を回復させてくれる成分を注射する方法もあります。
シミ改善に何より重要なのは、おうちでのスキンケアです。
抗酸化成分を使いながら、刺激を最小限に抑えるスキンケアをしてこそ、シミの解決に近づくことできます。
以前シミに効果的な10つの成分についても紹介したことがあります。
気になる方は、こちらの記事もご覧ください☻
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