【東莱・釜山大】
東莱(トンネ)は古くから良質の温泉で知られていました。脚をけがした1羽の鶴が東莱温泉に脚を浸すとみるみる良くなって飛んでいったのを見た老婆が、自分の足も温泉水で治療したという伝説が残っています。新羅時代には王族も東莱温泉を利用したという記録もあります。現在も、都市鉄道1号線温泉場(オンチョンジャン)駅周辺に大小様々な公衆浴場が集まっています。中でもホテル農心(ノンシム)併設の虚心庁(ホシムチョン)は、男女合わせて一度に約3千人を収容できるという大規模な施設。露天風呂やチムジルバンもあり、のんびりと温泉が楽しめます。同駅付近には無料の足湯も2カ所あり、いつも大勢の人が利用しています。
近くにそびえる金井山(クムジョンサン)は多くの登山客でにぎわいます。中腹まではロープウェイでも行けます。また、釜山を代表する名刹で、新羅時代に建立された韓国禅宗の総本山「梵魚寺(ポモサ)」まで足を伸ばすのもいいでしょう。
東莱パジョンや金井山城マッコリなども人気です。
温泉場駅の隣の釜山大駅周辺は、釜山大学を中心に食堂やカフェ、衣類や雑貨などを売る店が集まっていて、いつも大勢の若者でにぎわっています。大学街を散策して、若者文化や最新の流行を感じてみましょう。
<西面からのアクセス>都市鉄道1号線の西面駅から乗車、温泉場駅または釜山大駅下車