美容大国で知られる韓国内で、チャンネル登録者数12万人を超える韓国の皮膚科専門医キム・ホンソク先生。
今回は、キム・ホンソク先生の人気動画の1つ、”昼と夜のスキンケアは変えよう”についての解説です。
朝のルーティン①‐弱酸性クレンジング洗顔
朝のルーティン②‐スキンケア
朝のルーティン③‐日焼け止め
昼のルーティン‐日焼け止めの塗り直し
晩のルーティン①‐洗顔(1次・2次)
晩のルーティン②‐化粧水の使用
晩のルーティン③‐ビタミンAクリーム
正しいLEDマスクの使い方(ブルーライト・メラトニン)
朝と夜でスキンケアを変えた方が良いというのは、聞いたことがあると思いますが、どのように変えればいいのか、なぜ変えるべきなのか、細かく解説していきます。
朝から夜までのルーティン式で紹介していますので、ぜひ最後まで読んで、参考にしてください☻
美肌になるための朝夜スキンケアルーティン!
朝と夜、肌のスキンケア方法を変えた方が良いというのは、ご存知の方も多いと思います。
皆さんに最も基本的なルーティンを説明したいと思います。
まず、朝の水洗顔はおすすめしません。
私たちの肌は、pH値4.5-5.5の弱酸性の性質を持っているのですが、水はpH値7の中性です。
水で洗顔すると、皮膚が中性に傾き、時間が経つと肌の正常なpH値に戻ります。
この中性から正常なpH値に戻るまでの間、皮膚のバリアは弱まってしまいます。
朝のルーティン①‐弱酸性クレンジング洗顔
水洗顔と、弱酸性クレンジングでの洗顔を、比較したところ、水洗顔の場合はpH値が少し上がり、弱酸性クレンジングの場合は、pH値に大きな差はありませんでした。
水分損失度に関しては、弱酸性クレンジングには界面活性剤が少し入っているため、基本的に肌の水分損失度は増加してしまいます。
ただ、水洗顔の場合も、水分損失度は若干増加したため、水洗顔と弱酸性クレンジングの違いはあまりないといえるでしょう。
最低限肌のpH値も維持し、水分損失度も大差がないため、水洗顔よりも弱酸性クレンジングでの洗顔をおすすめします。
夜のスキンケアでは、乳液やクリーム、美容液など、多様な製品を使うでしょう。
このような製品を使った後には、寝ている間に枕や布団のほこり、いろいろな物質が顔にくっついてしまっています。
これらの汚れをきれいに落とすという観点からも、水洗顔では限界があるため、弱酸性クレンジングを使うことをおすすめします。
この時のポイントとして、弱酸性クレンジングは長く使うのではなく、30秒から1分の短時間でクレンジングをすることです。
短時間で洗顔することで、肌への刺激や、敏感度を軽減することでき、夜に塗った化粧品についた汚れや老廃物も、きれいに除去する効果が得られます。
洗顔後の化粧水は、塗っても塗らなくても構いません。
朝のルーティン②‐スキンケア
次は美容液や乳液、クリームのようなスキンケア段階に入ります。
乾燥肌の場合は美容液を使用後、乳液またはクリームを使うといいでしょう。
乾燥がひどい場合は、オイルを軽く混ぜて使う方法もおすすめです。
脂性肌の場合は、美容液に乳液を使うだけで、十分保湿できるため、肌タイプによってどんなものを使うかを決めましょう。
朝のルーティン③‐日焼け止め
そして、忘れてはいけないのが日焼け止めクリームです。
日焼け止めは適量を塗らなければいけないのですが、実際は、推奨量の4分の1しか使っていません。
推奨量は、cm²あたり2mgなのですが、インゲン豆ほどの大きさを顔全体に塗り、外出するということは、実は社会生活をされる方はほとんど不可能に近いと私は思います。
ただ、推奨量の4分の1しか塗らないということは、効果も4分の1に落ちてしまうということです。
ここで日焼け止めの復習をしましょう。
SPFはUV-Bに対する指数で、日焼け止めの持続時間を表すものです。
簡単に計算する方法として、SPF数値に×15分をしてください。
つまり、SPF30の場合は、30×15分=450分(約8時間)が日焼け止めの持続時間で、推奨量の4分の1しか塗っていない場合、持続時間も4分の1(約2時間)になってしまうのです。
つまり、朝、日焼け止めを塗って昼に外に出ると、その時点で、日焼け止めの効果は落ちてしまっています。
少しでも、日焼け止めを効果的に使うためにも、いつもの2倍、塗るようにしましょう。
推奨量を使い切ることは難しいかもしれませんが、いつも塗っている日焼け止めを、2回塗って適量の半分を塗るだけでも、日焼け止めの効果を上げることができます。
昼のルーティン‐日焼け止めの塗り直し
外出しても、屋内にいる場合は、特に塗り直す必要はありませんが、屋内でも窓際にいる方は、窓ガラスを超えて入ってくる、UV-Aによる、肌のダメージが受けることがあります。
UV-AはUV-Bより、弱い紫外線です。
しかし、たくさんの量が肌に入ってくるため、肌の老化に大きな悪影響を与えてしまいます。
野外生活が多くて、日光をたくさん浴びなければならない場合は、日焼け止めは塗り直した方がいいでしょう。
男性の場合はメイクをしない方が多いため、単純に日焼け止めを重ね塗りするだけでいいのですが、女性の方が、メイクの上から、日焼け止めを塗るのは、簡単ではありません。
そのため、よく使われる方法の1つとして、クッションファンデーションや、お粉などを重ね塗りするだけで、その中に入っている日焼け止め成分の効果が、多少得られて、紫外線カット効果が出ることがあります。
最近は、バーム状の形態で、メイクの上から塗れる方法もあるため、これも良い方法です。
晩のルーティン①‐洗顔(1次・2次)
外出や仕事からの帰宅後。
1日中外にいると、老廃物やPM2.5などの要因で、肌はかなり汚れた状態です。
これを落とすには、クレンジングをしなければなりません。
クレンジングの方法は、メイクの有無によって、変わりますが、基本的に60秒洗顔法をおすすめします。
しかし、メイクをしていると、1分以内で落としきることは少し難しいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういう場合は最大3分は超えないように意識してクレンジングをしましょう。
まず、クレンジングオイルや、クレンジングミルクを使って、メイクを落とすだけで、1分ほどかかりますよね。
その次の、普段使うクレンジングフォームでの2次洗顔も、1分程度の時間を要するでしょう。
メイクが濃い場合は、1分以内に洗い切れないこともあるはずです。
それを考慮しても、メイクをしている場合のクレンジング時間は、3分を超えないように、メイクをしていない場合は、1分以内で洗顔を済ますように意識しましょう。
この目標時間でクレンジングをして、きちんと落ちているか不安という方は、ふき取り化粧水でふき取ってみると、メイク残りの有無を確認できるでしょう。
クレンジングで大切なのは、クレンジング時は汚れを落とすことに集中することです。
敏感肌の方は、手先だけでクレンジングをすることをおすすめします。
晩のルーティン②‐化粧水の使用
化粧水の使用後、パックを使う方と使わない方に分かれます。
毎日パックを使われる方は、化粧水後にすぐパックを使ってもいいですし、美容液やエッセンスを塗った後に、パックを使っても構いませんが、パックは、美容液やエッセンスと同じだと思ってください。
普段パックを使わない方は、通常は美容液やエッセンスを使用して、パックを使用したいときは、美容液やエッセンスを飛ばして、代わりとしてパックをしてあげると良いでしょう。
エッセンスは、水分を抱え込んでくれる成分が十分に含まれているため、わざわざ乳液を使う必要はないと思います。
もし、美容液がなければ、化粧水の次に乳液を使っても構いません。
パックを使われる方は、次の段階で乳液を使う必要はありません。
晩のルーティン③‐ビタミンAクリーム
肌の老化予防に役立つ成分として、ビタミンAがあります。 ビタミンAが入っている製品は、クリーム状のものが多いです。
クリーム状のビタミンAを塗るときは、顔全体に塗布する方法を使います。
そして、多くの量を使うのではなく、1度も使ったことのない方は特に、少量ずつ、目と口の周辺はなるべく避けて使い、刺激の有無に応じて使用量を増やしていく方法を取ってください。
もし、かゆみや痛みが生じた場合は、一度使用を中止し、症状が治まったら再び使うという風に繰り返しながら、肌を慣れさせてください。
ビタミンAクリームは、保湿力のいい商品もありますが、そうでない商品もきっとあるでしょう。 ビタミンAクリームを塗っても顔が乾燥しているときに、使える方法が2つあります。
オイルかクリームを使うことです。
自身の好きな使用感のものを選んでお使いください。
もし、ビタミンAクリームを使っても乾燥感が全くないとしたら、ビタミンAクリームでスキンケアを終わらせ、ビタミンAクリームを塗って乾燥感が残っている場合でしたら、クリームやオイルでご本人のお好みでお使いください。
正しいLEDマスクの使い方(ブルーライト・メラトニン)
皆さん、LEDマスクを持っている方はいらっしゃいますか?
LEDマスクをお持ちの方は、特に注意することがあります。
LEDマスクには。赤いLEDが出るもの、青いLEDが出るものがあり、赤と青が混ざってピンクのLEDが出るものもあります。
この中でも、ブルーライトの場合は、睡眠を妨げる原因になることがあります。
ただ、ニキビのある方の場合、ブルーライトに炎症を緩和する成分で殺菌効果があるため、良くブルーライトが使われます。
肌が敏感で、鎮静や回復が必要な際には、レッドライトを多く使います。
レッドライトはそんなに関係ありませんが、ブルーライトの場合は、寝る3~4時間前には使わないようにしてください。
私たちが寝ている間に、最も多く出るべきホルモンの中でも、メラトニンは、様々な環境的に受けたダメージを回復させてくれる、私たちの体の最も強力な抗酸化剤です。
メラトニンが、自然に出ると、睡眠の質が上がり、肌の状態も健康になりますが、ブルーライトを寝る前に3、4時間以内にすると、メラトニン合成がぐっと減ります。
そのため、寝る前の最低でも3、4時間前に終了した方がいいですし、レッドライトは特に関係ありません。
まとめ
単純なルーティンですが、実際に実行して続けるには難しいという部分もあったでしょう。
普段の生活を改善して、日焼け止めをしっかりと塗り、落として、保湿してくれて、ビタミンAをうまく使い、良い食べ物を食べて、喫煙、お酒だけでなく、睡眠などのすべての生活習慣などが正しくなれば、皆さんの肌の状態を維持できるんじゃないかと思います。
皮膚科専門医キム・ホンソク先生の
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