美容大国で知られる韓国内で、チャンネル登録者数12万人を超える韓国の皮膚科専門医キム・ホンソク先生。 今回は、キム・ホンソク先生の人気動画の1つ、”肌の老化を抑える方法”についての解説です。
老化は大きく2種類
老化が進行する過程
老化を唯一コントロールできる方法は?
肌の老化を防ぐには、どのように肌の老化が進んでいるのかを理解することが重要です。
肌の老化が起きる要因を知ることで、根本的な対策ができるようになり、美肌作りの妨げとなる行為を自制するための動機付けになります。
老化が進む要因を学び、少しでも長く、若々しい肌を維持しましょう☻
肌の老化を抑えることはできる?
年齢とともに感じる老化。
少しでも抑えることができるなら知りたいですよね?
今回は肌の老化について、老化はどのように起きるのか、全般的にお話しします。
老化は大きく2種類
老化は大きく2種類に分けることができます。
1.内因性老化!
年を取るにつれて細胞が分裂し、時間とともに生じる自然な老化のことです。 誰でも関係なく平等に、同じ環境条件で同じように進みます。 2.外因性老化! 外部の刺激によって老化状態をより早く促進させる老化のことです。
内因性の老化はどうすることもできない部分ですが、外因性の老化はケアを十分にすればその要因を減らすことができます。
老化が進行する過程
細胞はずっと分裂し続けますが、分裂する過程が何度も繰り返されるとある時点で細胞がそれ以上分裂しない状態になります。 そのような細胞が多くなればなるほど、全体的に肌の機能が衰えていきます。 年齢を重ねるごとに、こうした現象が繰り返し起こるため、加齢とともに老化がより進行するのです。 細胞核の中の分裂過程には蝶のような形の染色体があり、蝶の形の端の部分をテロメアと呼びます。 これは反復的な塩基配列がある構造を見せ、細胞が繰り返し分裂するにつれて、テロメアの長さが少しずつ短くなります。
ある時点でそれ以上短くならなくなるのですが、この細胞はこれ以上機能できないと考えて自ら死ぬ細胞自滅死という段階にあります。 このような過程を繰り返されると、もちろん新しい細胞も作り出しますが、細胞が何度も繰り返し分裂していく過程で、状態が悪い細胞が作り出されることもあり、結局老化細胞が多くなってしまいます。 これを内因性老化段階と言います。 内因性の老化は誰もが影響を受けます。 しかし、これをどう管理するかによって、老化を遅らせることができます。
老化を唯一コントロールできる方法は?
老化を起こす外部的な要因を最大限減らしましょう。 その要因が肌の老化を抑制する重要なポイントです。
外部的要因1.紫外線
紫外線を浴びると真皮にあるコラーゲン、エラスチン、水分を保持してくれている様々な成分が破壊されながら減少します。 真皮の構成成分が減り始めると、弾力も落ちてしわが深くなり、肌が荒れたり乾燥したりします。 表皮が刺激を受け続けて皮膚が傷つくため、皮膚の表皮層も薄くなって弱くなります。
紫外線を遮断する方法は、みなさんご存知の通り、日焼け止めです。
日焼け止めをしっかり使用することだけが紫外線から皮膚を守る方法ですから、外出するときは忘れずに必ず使うことが大切です。 外部的要因2.熱 ここでは、紫外線と赤外線について説明します。
紫外線は波長が短いですが、赤外線は非常に長いため、肌に浴びると皮膚の奥深くまで入り込みます。
赤外線は微細な熱ですが、じわじわと肌にダメージを与えます。
医学的な部分や実生活でよく使われる赤外線の1つである、腰の痛みや体調が悪い時に行う湿布と、肌の再生治療に使うLEDに関しては、赤外線量をコントロールできるため、特に問題はありません。 しかし、赤外線をたくさんの量、もしくは長時間浴びると、熱による肌の老化が起きたり、少しずつ肌がダメージを受けてしまいます。
また、冬場に、カイロや他の熱い暖房機に肌が触れた場合、起こりうる温熱性紅斑(火だこ)も、このような赤外線による変化です。 いくら弱い熱でも、 量が多くなると、皮膚の問題を引き起こす十分な要因になり得ます。
外部的要因3.喫煙した時の煙やPM2.5のような空気中に漂う、有害物質
喫煙時、煙を体外に出すとき、直接的に肌に影響を与えることになります。 タバコの煙が肌に直接触れるだけでなく、口の中でもかなり強力な酸化反応を起こすため、繰り返すと、結果的に口腔がんを引き起こす可能性があります。
また、コラーゲン、エラスチンを破壊し、皮膚が薄くなる老化段階まで進めてしまいます。
代表的な例としては、唇が薄くなり、口の周りに小じわができ始める老化現象が挙げられます。 長年たばこを吸ってきた人を見ると、これらの症状が出ている方が多くいらっしゃいます。
PM2.5も同様です。 PM2.5を吸い込むと、タバコのように全身反応を起こし、様々な疾患と相互作用して、悪い影響を与えるという事実が明らかになりました。 それだけでなく、PM2.5によって酸化反応を起こすものが、肌の老化と直接的に関係しています。 ごく小さな粒子が肌に触れるだけでも、肌の老化を起こす原因になるのです。 タバコの煙や、PM2.5のようなかなり小さい粒子でも、肌に直接触れると酸化反応が起き、常に、体が抗酸化しようとするシステムが発動するようになります。
この抗酸化システムは無限にあるわけではないため、タバコはやめて、自力で避けることのできないPM2.5は、抗酸化剤を服用したり、抗酸化化粧品や保湿剤をきちんと塗ることで対策することが大事です。
外部的要因4.食べ物 ニキビができた時に注意すべき食べ物として、小麦粉、チョコレート、単糖類、牛乳などです。
これらはニキビを悪化させる可能性があります。
つまり、食べ物が肌に影響を与える可能性があるということです。 我々が食べるものの中には、体にとって異質的なものも含まれます。 摂取する食べ物の栄養素で、エネルギーを作って生活するように、体に良いものを食べれば、体に良い影響を及ぼし、体に良くない食べ物ばかり食べると、体に悪い影響を及ぼします。
肌の老化で最も大事だと思う部分が単糖類です。 単糖類は血糖値を高め、たくさん摂取すると一気に血糖値が上がっていきます。
単糖類はエネルギーが必要な時はもちろん、いいのですが、実際に、何度も繰り返し起きると過度に糖が作られ、結果として、体内のタンパク質や炭水化物と結合して、別の反応を起こすことになるのです。 その反応を起こすことを、糖化現象といいます。 糖化現象でできた産物を、終末糖化産物(AGEs)と呼びます。 AGEsは1度作られると、なかなか体内から無くすことはできません。 コラーゲンとエラスチンと最終糖化物であるAGEsが結合すると、肌の様々な機能が落ちて、弾力も落ち、肌が硬くなります。
シミやくすみ、たるみの原因にもなり、老けた印象を与えるため、老化現象において、最近注目されている現象です。
まとめ
年を取って、自然に起きる内因性の老化は、コントロールすることができません。 しかし、外因性の要因である、紫外線や熱、PM2.5やタバコなどの有害物質、食べ物は、十分に自分でコントロールでき、接触頻度を減らすことができる部分です。 外因性要因を減らすことで、肌の老化進度を少し遅らせ、内因性の老化を引き起こすスピードを落とすことができるため、結果的に老化を予防できるようになります。 肌にのみ、気を遣う方々が多いですが、 このように多様な要素が、肌の老化を引き起こす要因になるため、全方位的に気を遣うことで、さらに健康な肌を得られるでしょう。
皮膚科専門医キム・ホンソク先生の
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