美容大国で知られる韓国内で、チャンネル登録者数12万人を超える韓国の皮膚科専門医キム・ホンソク先生。
今回は、キム・ホンソク先生の人気動画の1つ、”顔面紅潮の根本治療など!みんなの美容相談室!”についての解説します。
Q1.紅潮の根本的な治療は何?
Q2.トレチノインとハイドロキノンを一緒に使ってもいい?
Q3.レチノールvsアイクリーム?
ビタミンCとレチノールを塗る順番は?
Q4.ステロイドの正しい使い方は?
Q5.40代前半の肌のハリケア方法は?
みなさんからいただいた質問5つについての回答をまとめていきます。
顔面紅潮の根本的な管理方法を中心に、回答しておりますので、気になる方は最後まで読んでいただけると嬉しいです☻
Q1.紅潮の根本的な治療は何?
紅潮には様々な原因があります。 紅潮は、血管が拡張している状態のことです。
血管の拡張状態が、通常より強く反応するため、少しの温度変化でも、血管の反応度が上がってしまいます。
皮膚の血管は真皮に位置し、温度や他の様々な刺激によって、血流量が変化します。 通常、化粧品を使用しても、表皮上部をターゲットとするため、血管にまで影響を与えるのは、かなり難しい部分です。
顔面紅潮の方は、真皮の上部に血管が多く分布しており、水分が外に出ていきやすいため、肌も乾燥しやすくなります。
そのため、保湿が重要なのですが、保湿も、炎症の有無によって大きな違いが出ます。
保湿をしっかりして、赤みやかゆみが改善した場合は、炎症反応があった場合と判断でき、保湿をしても、赤みが改善されなければ、血管に要因があると判断できます。 血管部分の問題は、単に血管自体に問題があることもありますが、真皮の悪い状態が、複合的に現れた結果という可能性もあります。
単純な肌ケアでは、解決しにくい部分が多いため、血管レーザーや、肌バリアを回復させる超音波ケア、ボトックスで血管の炎症部分を緩和したり、高周波施術で真皮にある環境を改善するなど、様々な治療が必要な場合もあります。
顔面紅潮の根本的解決法としては、まずは保湿ケアに集中しましょう。
ただ、保湿のために、たくさんの化粧品を使うと、顔面紅潮が悪化する可能性もあるため注意が必要です。
保湿で解決できなかったり、症状がひどくなった場合は、病院で治療を受けましょう。
Q2.トレチノインとハイドロキノンを一緒に使ってもいい?
ビタミンA誘導体のトレチノインと、シミ治療剤としてよく使われているハイドロキノン。
トレチノインはシワの改善や、肌の角質改善、肌の再生を促すと同時に、美白効果もあります。
トレチノインとハイドロキノンの共通の短所は、使用初期に肌の刺激になり、肌が敏感になるという点です。 そのため、肌を適応させるための時間が必要になります。 肌の状態が健康であれば、同時に使用しても構いませんが、多くの方は使用初期に刺激を訴えるため、2つの製品を一緒に使うのはおすすめしません。
使用時の効果が重なる部分があるため、過度な反応を起こしてしまう可能性もあります。
2つのうちどちらを選ぶとした場合、シワ改善を目的にする場合はトレチノイン、くすみや色素の改善が目的であれば、ハイドロキノンを選びます。
そして、両方とも夜のケアでの使用がおすすめです。
Q3.レチノールvsアイクリーム?
ビタミンCとレチノールを塗る順番は?
アイクリームの目的は、目元のシワ改善のためですよね。
保湿状態を維持して、小ジワを抑える機能とともに、様々な成分でシワを予防するのがアイクリームです。
しかし、レチノールやレチナールを使っているなら、わざわざアイクリームを使う必要はありません。
理由として、レチノールとレチナール、トレチノインは、シワ改善に最も効果があるとされる成分の代表で、レチノール系の成分が肌の再生を促し、シワを改善してくれるからです。
ただ、刺激が強い成分なため、目元に使用した場合、肌が敏感になる可能性があります。
最初は必ず少量から使用しなければなりません。
あえてアイクリームとレチノール、レチナールを選ぶなら、私はレチノール、レチナールがおすすめです。 レチノール、レチナールは光に弱いため、夜のケアで使用します。
そして、クリーム状の製品が多く、オイル成分が含まれているため、最後に使うことをおすすめするのですが、使用目的が、目元のシワ改善であれば、先に使っても構いません。
ビタミンCと一緒に使うのはどうでしょうか。
通常、昼にビタミンCを、夜はレチノールをおすすめします。 ビタミンCの場合、純粋ビタミン(アスコルビン酸)を使用すると、pHが低い問題と、光で酸化される問題があるため、あまりにも多くの量を昼に塗ると、肌が少し黄色く見えることはありますが、洗えば正常に戻ります。 純粋ビタミンCは、このように不便な点はありますが、気にならない方は、昼夜に使用しても構いません。 気になる方は、夜にビタミンCとレチノールの両方を使用するのが良いでしょう。 最も重要なのは、たくさん使ったからといって、肌が改善されるわけではありません。 肌の状態に合わせて調整し、適量を継続して使うことが、より重要な部分です。
肌に刺激を与えずに使用するためにも、肌に刺激を感じた場合は、どちらか1つだけに絞りましょう。
肌に刺激がなければ、ビタミンCやレチノールを一緒に使用しても構いません。
Q4.ステロイドの正しい使い方は?
アトピーは完治はするのか、ステロイドがアトピーを完全に治すことができるのか。
アトピーは、根本的に治療するには、かなり大変で、ケアをしっかりすることである程度緩和してあげることが重要です。
ステロイド使用の原則として、長期間は使用しないようにしましょう。
長期間使用すると、皮膚が薄くなり、いろいろな問題点が生じるからです。
長期間使用しない方が良いのですが、アトピー性皮膚炎は、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返す疾患なため、ステロイドを使わざるを得ません。
かゆみが生じたときの使い方を段階ごとに紹介します。 初期段階:かゆみがひどい場合は薬の服用方法と保湿剤を使用
症状深化段階:爛れがひどい場合、局所ステロイド剤を使用
症状緩和段階:緩和されたらステロイド中断、局所非ステロイド剤を使用
症状がひどいときは、症状の解決を目的にステロイドを使用し、症状が良くなったら、その状態の維持と予防目的で、非ステロイド剤に変えて長期的に使用する方法をおすすめしています。
Q5.40代前半の肌のハリケア方法は?
老化において、肌の表面だけを見て、たるみを改善すれば改善できる判断する方が多いです。
肌は、皮膚の下に、皮下脂肪層→筋肉→骨のような、全体構造があります。
老化は皮膚だけでなく、皮膚の下にある様々な層も、一緒に改善しなければなりません。
肌には、筋肉とリガメント(腱膜)が1つになっているSMAS層があります。
皮膚がたるんだときに、ウルセラやサーマクール施術で、SMAS層に刺激を与えて弾力を高めると、その上にある脂肪と皮膚も、一緒に改善してくれます。
年を取って、肌のハリケアをする場合、肌にのみ集中ケアをして解決できる問題ではなく、脂肪やSMAS層、骨の部分まで、全てを管理しなければなりません。
少しずつハリがなくなってきて、小ジワが目立ってきたときは、ボトックスやフィラー施術をおすすめします。
皮膚下の全体的な層のボリュームが減り、重力によってたるみが生じた場合は、そこをターゲットとする、ウルセラ、サーマクール、糸リフトなど様々な施術を、合わせてケアがおすすめです。
また、老化で骨が吸収されて弱くなると、脂肪や筋肉がさらに下に伸びて、片方に下がる現象が生じます。
弱くなった骨の力を補うために、フィラーや脂肪移植で、空いた空間をある程度満たしてボリュームをしっかり維持させる施術もあります。
ハリケアは、家でのケアももちろん大切ですが、どの層に問題があるのかによって、施術も並行してみましょう。
皮膚科専門医キム・ホンソク先生の
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