美容大国で知られる韓国内で、チャンネル登録者数12万人を超える韓国の皮膚科専門医キム・ホンソク先生。
今回は、キム・ホンソク先生の人気動画の1つ、”寝る前のスマホが老化を早める?”について解説します。
寝る前にスマホを見ると肌の老化が早まる?
心身の状態を表す”バイオリズム”って?
バイオリズムは”光”に同期する?
光に敏感な夜のホルモン、メラトニン
油断禁物!スマホのブルーライト!
寝る直前のスマホ、我慢してください!
スマホの普及により、色んな面で便利になりましたが、お肌にはどんな影響があるのでしょうか。
今回の記事では、寝る前のスマホ習慣が引き起こす老化の原因について詳しく解説しています。
老化を早めたくない!という方は必見です。
今日からでも、寝る前のスマホを見る習慣をやめなければいけない!と感じるでしょう。
寝る前にスマホを見ると肌の老化が早まる?
皆さん、寝る前にスマホを使っていませんか? 日々寝る前の習慣になりつつスマホ! 特に、夜に見るYoutubeやNetflixなどの誘惑を振り切ることは難しいですよね。 しかし、この習慣が肌の老化を引き起こす要因になってしまうこと、ご存知でしたか?
心身の状態を表す”バイオリズム”って?
人の体には、一定時間間隔の生体リズムが設定されています。 簡単に言うと、昼12時になるとお腹が空いて、夜10時になると眠くなるような体内時計ようなものです。 この生体リズムは脳だけでなく、目、胃などの臓器にも存在します。
そのため、一定時間になると胃液が出るなどの反応が起こります。
そして普段、交代勤務をしている方は、このバイオリズムが崩れて、疲れを訴える方が非常に多いです。 生体リズムが壊れる身近な原因は、夜勤、徹夜の勉強、長距離旅行などがあります。 ノーベル生理学·医学賞を受賞したジェフリー·C·ホール、マイケル·ロスバッシュ、マイケル・ウォーレン・ヤングの3名の教授は、ショウジョウバエを利用して、24時間単位の生物学的リズムを調節する「周期遺伝子」を解明しました。
これによると生体時計は、正確なメカニズムで作動するそうです。 つまり、一定のリズムや時間の流れによって、ホルモンや臓器などが働くということです。
通常、朝はコルチゾールの分泌とともに体を覚醒させ、一定の体温と血圧を保ってくれます。 夜はメラトニンが分泌され、睡眠を誘導し、体の再生·回復を促します。 このような生体リズムに関与する様々な要素の中で、最も代表的なものが”光”です。 朝を迎え、光が徐々に明るくなっていくことも、生体リズムと密接な関係にあります。
バイオリズムは”光”に同期する?
私たちの体は不思議なことに、光を認知します。 これは”目”で認知するものと、”目以外”で認知するものの両方を含みます。 頭の中の視床下部の前には、視交叉上核という部位があり、私たちの体のマスター時計はまさに、視交叉上核にあります。
視交叉上核は脳の中心部に位置し、神経とホルモンの活動を調整することで、人間の24時間周期の多様な活動を起こさせ、調節します。 それぞれの臓器が、時計を持っていますが、これらもほとんどの場合、視交叉上核のマスター時計と一致しています。 つまり、臓器から視交叉上核に信号を送ったり、視交叉上核から臓器へ信号を送ったりしながら、お互いのリズムに連携させ、交換し合い、活動を一定に維持するのです。
また、私たちは普段、多くの光にさらされています。 目から入る光だけでなく、皮膚でも光を認知し、脳に信号を送ります。 光に長くさらされるほど、身体は夜を認識できなくなり、自然に夜に行われるべき身体反応が少なくなります。
光に敏感な夜のホルモン、メラトニン
メラトニンは、”夜のホルモン”という別名を持つホルモンです。 「早く寝ると背も高くなり、肌もきれいになる!」 と言われる理由の1つであり、最も大きな割合を占めるホルモンでもあるんです。 メラトニンは通常、夕方9時に分泌され始め、午前3時に最大値を記録し、朝6時になると、分泌量が最小になります。
メラトニンの代表的な機能は”抗酸化”です。 日中の酸化反応によって傷ついた体を、夜に”抗酸化”することで、疲労度を減らして回復させる役割をします。 しかし、メラトニンは光にとても敏感です。 身体が少しでも昼のように感じてしまうと、メラトニン分泌は急激に低下します。 特に”ブルーライト”が最も大きな影響を及ぼします。
ブルーライトは紫外線に近い領域です。 そのため、長時間、ブルーライトを浴びると、肌の老化、色素沈着が起きてしまいます。 (殺菌効果、ニキビの炎症緩和などの良い働きもあります。) 可視光線と紫外線エリアの中間にまたがっているブルーライトは、体をまるで、昼間の日差しの中にいるような気分にさせます。 つまり、見れば見るほど目が覚めて、体の機能が活性化するということです。 昼間と認識して楽しく活動する体は、メラトニン分泌は後回しで、熱心にエネルギーを消費します。 ただでさえ、ブルーライト自体が老化の危険があるにも関わらず、夜中にスマホで何かを見ると、長時間ブルーライトにさらされることになり、メラトニン分泌が抑制されるため、老化を促進してしまうのです。
油断禁物!スマホのブルーライト!
じゃあ電気を消してスマホを見たら、 大丈夫なのでは?と考える方もいらっしゃいます。 これは間違いです..! 光のラックス(lux)単位で、身体反応を研究した結果、3ラックス(寝る前の豆電球程度の微光)の輝きも、メラトニンの分泌に影響が出ることが、報告されています。
脳と体は全て「夜」にセットされていますが、目が認識する光、特にブルーライトはまるで昼のような錯覚を起こさせ、目は脳に、「おい、今昼だよ!しっかりしろ!」と絶えず合図を出します。 これは結局、目と脳の生体リズムに不均衡を起こします。 そして、最近、ある論文で、ブルーライトが肌に当たると、内部の臓器が昼であると認識し、全ての臓器が脳に信号を送り、脳さえも昼間と認識して、メラトニン分泌が落ちるという結果を報告しました。
つまり、寝る前にスマホを長い時間見れば見るほど、”暗い昼”という環境に長時間さらされ、体に疲労が溜まり、抗酸化力が低下して、結局老化を早める要因になるということです。 さらに、これが継続されると、体ではこの習慣も「生体リズム」として入力し、体が感じるべき夜を急激に減らしてしまいます。
寝る直前のスマホ、我慢してください!
疲労は慢性です。 慢性疲労は病気になります。 寝る直前に携帯電話を見るのは、急激な疲れを引き起こします。 そのためにも、寝る前、少なくとも30分前には携帯電話を見ないことをおすすめします。
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