美容大国で知られる韓国内で、チャンネル登録者数12万人を超える韓国の皮膚科専門医キム・ホンソク先生。
今回は、キム・ホンソク先生の人気動画の1つ、”美肌を作る春の皮膚管理”について徹底解説していきます。
春の皮膚管理で気を付けるべきことは?
春が近づくとともに、皮膚にはさまざまな変化が起こっています。
そして、肌が特に敏感になりやすい季節がまさに、春と秋です。
このような季節の変わり目には、肌が不安定になる要因が様々生じますが、敏感になった肌はどうケアすればいいのでしょうか?
重要なポイントは4つです。
1.PM2.5
2.日焼け止め
3.寝具類の管理
4.角質・皮脂の管理
1つずつ詳しく解説していきます。
1.PM2.5
暖かくなるにつれて、4月~5月にはたくさんの黄砂が降ります。
黄砂には砂だけでなく、様々な異物が付着している場合も多いです。
最近では、PM2.5も肌荒れの重要な要因の一つです。
皮膚を酸化させたり、炎症反応を誘発して、お肌にいろいろな問題を引き起こす主犯にもなります。
PM2.5を避けるのが最善の方法ですが、残念ながらそんな方法はありません。
私たちは認識できませんが、肌にはかなりの量の黄砂やPM2.5が付着しているので、きれいに洗うことが重要です。
普通洗う時は基本的に1分!
60秒洗顔法で最大限優しく、そしてクレンジングに集中するのが重要です。
PM2.5には硫黄や窒素、有機化合物のような目に見えない物質が含まれているため、水だけではこれらを全て洗い流すことができません。
お肌の正常なpHは通常4.5~5.5ほどの弱酸性で、普段私たちが使っているpH5.5~6ほどの弱酸性クレンザーを使えば、お肌のpHを維持しながらクレンジングできるため、この点に留意してクレンジングをするのが重要です。
2.日焼け止め
次に日焼け止めです。
紫外線は5月、6月に急増する傾向にあります。
1年の中での紫外線量は真夏が最も多いですが、真夏に次ぐ水準の紫外線量がこの時期に降り注ぐため、油断は禁物です。
そして、紫外線に関する皮膚疾患が1番多くなる季節は、まさに春です。
多くの方が、夏に最も多くなるだろうと思いがちですよね。
冬には紫外線の量が落ちていて、気温も低く厚着しているので紫外線に対する露出量は多くないため、紫外線に対する意識が低下します。
ところが、春にはだんだんと暖かくなり、外出もたくさんするようになるため、相対的にかなりの量の紫外線を浴びてしまいます。
実際に皮膚科にいらっしゃる方の中で、紫外線のせいで急に皮膚疾患が多くなる場合があります。
特に首の周辺と腕の露出が多い部分です。
相対的にこれらの部分によりアレルギー反応が多いことがわかります。
日焼け止めには、有機系(紫外線吸収材)、無機系(紫外線反射材)などがあるんですが 特に敏感肌の場合は、有機系より無機系を使うことをおすすめします。
敏感肌でない方にとっては有機系の日焼け止めはつけ心地がよく、肌に影響も全くありません。
しかし、敏感肌の方にはアレルギーや接触皮膚炎や刺激を与える要因になり得るため、肌が敏感であったり赤くなったり問題のある方は無機系の日焼け止めを使用しなければなりません。
3.寝具類の管理
その次は寝具類についてです。
冬にはかなり寝具類が厚いです。
厚い寝具から春になり、もう少し軽い寝具類を取り出します。この時、問題があります。
使わない寝具を密閉してから真空パックしてうまく保管できるなら問題ありませんが、普通はそのままタンスにしまっておき、冬になると再びタンスから出してすぐに使うことが多いです。
このような管理をしていると、大量のダニやホコリなどが寝具類に付着している場合が多いのです。寝具類を変えたことが原因で皮膚疾患を起こしていらっしゃる方が思ったより多いです。
季節が変わる時に、倉庫や家から寝具やカーペットを取り出して使用するのは、清潔とは言えません。
新しいものを取り出して使用するときは、1度は清潔に消毒する習慣を持つことが大事です。
仕舞っていた寝具には、目には見えませんが、かなりの量のダニやほこりが隠れており、肌に触れる部分なため、敏感肌の場合はこういったもので肌トラブルになることが多々あります。
特に敏感肌は、このようなものが問題を引き起こす割合が高くなるため、使用する前に必ず消毒することが重要です。
4.角質・皮脂の管理
暑くなってくると皮脂の分泌はどんどん増加します。
昼夜の温度差が大きくなるにつれて皮膚に角質がたくさん溜まっていきます。
角質を除去するために、角質除去剤を強く擦って使う場合が多いですが、 敏感肌にも同じようにすると、より肌が敏感になって問題が生じます。
ただでさえ弱っている状況で角質ができたからと擦ると角質が取れるかもしれませんが、結果的に肌表面にある様々な脂質成分まで除去され、肌のバリアが傷つき、さらに肌が敏感になる可能性があるため、強く擦って角質を取り除く方法は良くありません。
角質を除去する時は、AHAやBHA化学的角質除去剤としてグリコリックアシッド、ラクティックアシッドのようなAHA、 次にサリシリックアシッドのようなBHA成分を利用して乾性や脂性の時にうまく活用すると効果的です。
毎日使うのではなく、1週間に1、2回または2日に1度のご使用で角質を少しずつ取り除く方法をお勧めします。
角質除去剤として、グリコリックアシッド5%、10%やラクティックアシッド10%というような商品が多く発売されます。
パーセンテージが高いと角質除去に効果がありますが、高濃度になるとお肌に刺激を与えます。
1週間に1、2回ほど顔に刺激のない範囲内で角質を取ると良いでしょう。
皮脂を除去するクレンジング方法と、BHA(サリチルリックアシッド)が含まれている成分を一緒に使用すると、皮脂が溶けて、実際にかなり柔らかくなるので、敏感肌の方は参考にして自分に合った角質除去剤を使ってみてください。
そして最近はマスクを着用せざるを得ず、暖かくなるにつれて、マスク内の温度が上がります。
結果、口周りのニキビなど、複合的な肌のトラブルが生じます。
これらをきれいにしようと、あまりにも過剰なクレンジングや肌質に合わない角質除去剤を使うと、かえって肌を敏感にさせてしまう場合が多いということを絶対に忘れずに、適切なケアをすることが大事です。
美肌を作る春の皮膚管理で重要なポイントは4つ!
韓国の皮膚科専門医のキム・ホンスク先生の”美肌を作る春の皮膚管理”について解説しました。
季節の変わり目で不安定になりやすいお肌のケアの参考にしてください。
もう1度おさらい!
☑PM2.5に注意!弱酸性クレンザーで60秒洗顔!
☑油断禁物!春でも日焼け止めは必須!
☑寝具類の取り替え時は使用前に消毒を!
☑角質除去はAHA、BHAで1~2回/週!
皮膚疾患が多く発生する春。
敏感肌の方は、これらをよく理解した上で、健康な肌を手に入れましょう😊
皮膚科専門医キム・ホンソク先生の
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