美容大国で知られる韓国内で、チャンネル登録者数12万人を超える韓国の皮膚科専門医キム・ホンソク先生。
今回は、キム・ホンソク先生の人気動画の1つ、”ビタミンCは塗るのが良い?食べるのが良い?”について解説します。
Q1.ビタミンCクリームを昼に塗ってはいけない?
Q2.パウダー状のビタミンC化粧品が吸収されやすい?
Q3.ビタミンC化粧品を塗った後、日焼け止めを塗ってはいけない?
Q4.飲むビタミンCと塗るビタミンCの違いって?
Q5.高濃度ビタミンCクリームを昼に塗ってもいい?
皆さんもよくご存じであろう、ビタミンC。
そんなビタミンCに関して、ネットで上がっている様々な疑問に分かりやすく、答えていきます!
ビタミンCの使い方、きちんと理解できているか不安な方は、ぜひ最後まで読んでみてください☻
ビタミンC化粧品の使用法まとめ!
美白に効果的な成分として有名な、ビタミンC化粧品。
肌に多少の刺激はありますが、長期間の使用で肌に適応し、美白機能を発揮してくれるビタミンC化粧品!
そんなビタミンCに関する知識や使い方について、数多くの情報が出回っています。 果たして何が真実なのか...。
様々な世間の疑問にお答えしていきます!
Q1.ビタミンCクリームを昼に塗ってはいけない?
結論としては、ビタミンCは昼に塗っても問題はありません。
”ビタミンC化粧品を昼に塗ってはいけない”という情報が出てきた大きな理由は、酸化反応によるものです。
ビタミンCの、”酸化しやすい”という特徴から、昼に塗ると、酸化しやすいため、肌に良くないのではという考えから、そのような情報が広まったのでしょう。
しかし、私たちは普段から、日常の中で、外部環境から多くの酸化ストレスを受けています。
紫外線や環境汚染、タバコ、PM2.5などは、全て酸化ストレスの要因です。
酸化ストレスは、老化や、皮膚へ悪影響を及ぼします。
ビタミンCは、このような肌への酸化ストレスの改善に、非常に効果が高い成分です。
昼にビタミンCクリームを塗ると、外部からの酸化ストレスにより生成された酸化物質を、ビタミンCが捕まえてくれます。
外部からの様々な酸化物質を、ビタミンCが捕まえてくれることで、老化などを予防できるようになるのです。
ビタミンCクリームは、酸化物質を捕まえる役割をしてくれるため、昼から塗っても問題はありません。
もちろん、ビタミンC化粧品が酸化して、黄色くなり、顔が黒く見えることもあります。
しかし、ビタミンC化粧水を外出前に1分間、十分に肌に吸収させれば、昼に塗っても問題はありません。
Q2.パウダー状のビタミンC化粧品の方が吸収されやすい?
まず、パウダー状のビタミンCと、液状のビタミンCの区分について理解しましょう。
パウダー状のビタミンCの場合、酸化はせず、安定化された構造になっています。
しかし、使うときは、他の化粧品に混ぜて使いますよね。
パウダー状と液状のビタミンCの違いは、”後から混ぜるのかvsあらかじめ混ぜてあるのか”の違いです。
ビタミンCの、肌への吸収度的な側面から見る時は、pH値も非常に重要です。
肌へ刺激にならない、弱酸性が吸収されやすいため、pH値が低ければ、吸収されます。
ただ、パウダー状のビタミンCを他の化粧品に混ぜたとき、pH値が4以下にならなかった場合、吸収度に限界が生じます。
例えば、クレンジングをする時、弱酸性製品を使わなかった場合、ビタミンCの吸収度が落ちますし、弱酸性製品を使用しても、化粧水の段階で皮膚の弱酸性が乱れた場合、吸収度が落ちてしまうのです。
また、パウダーに入っているビタミンCの分子形態も重要です。
L-アスコルビン酸の形態なのか、他の誘導体の形態なのかによっても、吸収度に影響が出ます。
これを知るためには、主成分表示をしっかり確認する必要があります。
ビタミンCの、パウダー状と液状の良し悪しは、分子形態や成分まで深く問わない以上、意味がないと考えてください。
pH値の濃度と、分子形態によって吸収度は変わるため、一概にどちらがいいとは言い切れません。
Q3.ビタミンC化粧品を塗った後、日焼け止めを塗ってはいけない?
これは間違いです。
絶対に、日焼け止めも一緒に使いましょう。
日焼け止めは、推奨量を塗ることをおすすめしたいですが、かなりの量を塗らなければならないため、現実的には難しいでしょう。
日焼け止めの推奨量しっかり守ったとしても、紫外線は皮膚を通過し、皮膚にダメージを与えます。
ダメージを与える原因は、紫外線が皮膚に入り、酸化反応を起こすからです。
この酸化ダメージを抑制してくれるものが、抗酸化剤で、日焼け止めの前に塗ることをおすすめします。
日焼け止めを塗る前に、抗酸化剤を塗ると、推奨量に足りなかった日焼け止め分を、抗酸化剤がカバーしてくれて、ダメージの抑えることができます。
ビタミンCは、抗酸化物質に属すため、ビタミンC化粧品を塗ってから日焼け止めを塗ると、紫外線を受けたとしても、第1次防御:日焼け止め=物理的な防御、第2次防御:ビタミンC=抗酸化となり、ダメージを緩和できるため、おすすめの方法です。
Q4.飲むビタミンCと塗るビタミンC、どちらがいいの?
食べるビタミンCは、全身に良い影響をもたらします。
健康面でも良いでしょう。
塗るビタミンCは、塗った部位に良い効果をもたらします。
自分の望んだ部分の皮膚細胞に、直接影響を与えることができるのです。
もし、”ビタミンCの効果が顔に出てほしい”という場合は、顔に塗る方法が良いでしょう。
一部の論文で、ビタミンCを1日3000mg服用した場合、塗るビタミンCは必要ないと発表されていますが、実際にこの量を服用することは簡単ではありません。
服用しても、全てを吸収しきれない場合もあります。
それぞれの違いを説明しましたが、体と肌の健康を考えると、飲むビタミンCと、塗るビタミンCは、平行して摂取するのが最もおすすめです。
Q5.高濃度ビタミンCクリームを昼に塗ってもいい?
高濃度ビタミンCの場合、ビタミンC含量が高く、日中に塗ると酸化反応により、肌のトーンが暗くなる可能性があるため、塗らない方が良いでしょう。
ただ、一部の例外もあります。
ビタミンCと、ビタミンE(トコフェロール)が一緒に入った商品があるのですが、酸化によるビタミンCの変色をビタミンEが妨害してくれるため、このような商品を使えば、肌のトーンが暗くなるという心配はいりません。
高濃度ビタミンの濃度について、濃度が20%以上になると、肌へ刺激になる可能性もあるので、15%~20%の間の濃度のものをおすすめします。
まとめ
美白に良いと有名なビタミンCに関する、様々な疑問にお答えしていきました。
ネットで情報が溢れている現代、どんな情報を信じたらいいか分からない方も多かったと思います。
今回の記事を熟知し、ビタミンCの正しい知識を身に着けて、ビタミンCの美白効果を存分に享受しましょう!
皮膚科専門医キム・ホンソク先生の
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