美容大国で知られる韓国内で、チャンネル登録者数12万人を超える韓国の皮膚科専門医キム・ホンソク先生。
今回は、キム・ホンソク先生の人気動画の1つ、”アイクリームって塗った方がいいの?”についての解説します。
目元の皮膚の特徴
加齢で目元のシワができる理由
紫外線が目元の皮膚に及ぼす影響
アイクリームの塗り方
シワ改善成分、レチノール・レチナール
顔の中で、最もシワになりやすい部位が目元です。
そんな目元のシワを改善してくれるアイクリーム、本当に効果があるのでしょうか?
アイクリームの必要性と、アイクリームを選ぶ際の、おすすめ成分など、アイクリームの全貌を一緒に学んでいきましょう☻
アイクリームって意味あるの?
目元のシワを予防するためのものといえば、アイクリーム。
他の商品より、比較的高価なアイクリーム、本当に目元のシワ予防に役立つのか、医学的観点から解説いたします。
目元の皮膚の特徴
目元は、顔の中でも肌が最も薄い部分です。 表皮と真皮がかなり薄く、真皮の真下に筋肉層があるというのが特徴です。
他の部分の皮膚であれば、ある化粧品を使っても、表皮と真皮が厚く、その下の層まで届くことはありませんが、目元は表皮と真皮が薄く、真下に筋肉層があるという特徴のため、外から少しの刺激で、いろいろな問題が起こることがあります。
また、目の周辺は、皮脂があまり分泌されないため、肌が乾燥しやすくなります。 真皮の1番上の層にある多くの血管を通して、多く水分が外に出て行ってしまうのです。 そのため目元は、皮膚からの水分損失がかなり高い部分の1つだと言えます。
加齢で目元のシワができる理由
加齢による老化で、表皮がますます薄くなり、真皮表皮境界部の膜も柔らかくなり始め、摩擦も減少、真皮の水分、コラーゲン、エラスチンなどの成分もかなり減るため、元々薄いのに、年を取るにつれて変化が顕著に現れてしまうのが目元の皮膚です。
これに対する対策としては、他の部分の皮膚より、保湿度の高いスキンケアを使うことです。
目元の皮膚は、他の部分の皮膚に比べて薄いため、一般的な保湿クリームの保湿力だけでは、保湿が足りません。
そこで、目元の保湿に特化して作られた製品がアイクリームです。
アイクリームが、他の製品に比べて、より高濃縮された美容液や、少し固めの質感のクリームが多いのは、保湿力を重視しているためでしょう。
目元の中でも、最も薄いのが、目の内側部分です。
目の上下の皮膚は同等の薄さで、皮膚の老化予防のためには、単純に目の下と目元だけを気にするのではなく、まぶたのケアも十分に行いましょう。
紫外線が目元の皮膚に及ぼす影響
紫外線を浴びると、皮膚はダメージを受けます。 目元の皮膚は他の部分の皮膚より薄いため、受けるダメージも強くなってしまいます。 真皮も薄いために、紫外線がより深く透過するので、多くのトラブルが起こるのです。
コラーゲンが減り、エラスチンも壊れ、ヒアルロン酸も減少し、真皮層がさらに薄くなり、弾力も減っていきます。
目元にワセリンを使う方がいますが、これは1つの方法でもあります。
なぜなら、密閉力の高い高保湿製品を使用するだけでも、保湿に効果的で、水分損失度を下げることができ、目周辺の肌が非常に弱かったり、乾燥している方の力になってくれるでしょう。 絶対にアイクリームを使用するべきというわけではなく、化粧品の中で、テクスチャーが重めで油分の高い製品でも構いません。
ただ、塗りすぎには注意です。
密閉力が高まりすぎると、水分が皮膚に留まり、本来必要な水分よりも、多くの水分が維持され、様々な問題を引き起こす可能性が高まります。 むしろ、バリアを弱めてしまう原因になるので、使用時は、非常に薄く、1層程度塗ることを意識しましょう。
アイクリームの塗り方
アイクリームは、伸ばしながら塗るのではなく、ポンポンと叩き込みながら塗りましょう。
目元の皮膚は非常に薄いため、叩く刺激だけでも、肌の奥に浸透する吸収力が高まり、表皮全層の保湿力を高めてくれるため、有効な方法です。
そして、顔にはリンパがたくさん通っています。
中でも、目元、目の上、目の下には、細かなリンパの形があり、目の内側のリンパは内側から下の方に下がり、目尻は耳の前に落ちていく流れです。 これらのリンパは、耳の後ろにあるリンパと、首につながって鎖骨まで流れていきます。
私たちは普段、何かしら運動をして体を動かしますが、目は運動することがあまりありません。 目の開閉で表情を作ること以外で、目周りの運動は少ないです。 そのため、ちょっとしたマッサージや、ポンポンと叩くと、リンパを刺激してくれて、老廃物の排出や血液循環など、様々な効果を得られるため、アイクリームを塗る際は意識するといいでしょう。
化粧品市場には、たくさんのアイクリームがありますが、成分を見ると、従来の化粧品と大差なく、油分が高かったり、主要原料にペプチドが入っていたりします。
特にアセチルヘキサペプチドは、塗るボトックスと言われる成分で分子が小さく、目元に塗ると、表皮・真皮の真下の筋肉層をターゲットに、筋肉の収縮を妨害・抑制し、シワ予防につながります。
シワ改善成分、レチノール・レチナール
また、化粧品で最も重要な部分が、レチノールとレチナールです。 ただ、レチノール、レチナール、レチノイド医薬品の場合、初めて使う際には、刺激があるということです。
特に、目元は他の部位に比べてはるかに、刺激を受けやすいでしょう。
シワ予防のためと、最初からたくさんの量を塗って、目周辺が腫れてしまい、病院に行く方もいます。 必ず最初は少量から始め、皮膚を適応させながら、地道に使用量を増やしていく方法を取りましょう。
少しでも、トラブルが起きたときは、すぐに使用を中止して経過を見守ることが大切です。
レチノール、レチナール、レチノイド系成分のアイクリームは、肌のターンオーバーも活性化させ、コラーゲンのような成分も刺激して、肌を健康にしてくれるため、もし、目元のシワ予防をしたい方は、参考にしてください。
まとめ
目元のシワを改善するにあたり、ただアイクリームを塗ればいいということではありません。
保湿力や再生力を高めることが大切で、それを助けてくれるのがアイクリームです。
そして、最近は、マスクでどうせ落ちるからと、日焼け止め怠る方がいます。 ただ、マスクをしても露出してしまう目の周りは、さらに紫外線のダメージを受けてしまいます。
目元の日焼け止めは、本当に大切なので、普段から塗ることを習慣付けましょう。
また、ある化粧品を使用して、目が腫れたり、トラブルが起きる方は、特に、香り付きでない製品を選びましょう。
目元の肌は、他の肌に比べて、薄くて弱いため、肌トラブルが起こりそうな要因は全て排除して、製品を使用することをおすすめします。
皮膚科専門医キム・ホンソク先生の
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